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TMCT

■TMCT設立3周年記念セミナー開催報告

TMCT設立3周年記念セミナーのご案内

 TMCTは、2013年3月22日Conrad BangkokにてTMCT設立3周年記念セミナーを開催いたしました。
 当日は100名を超えるご来場を頂き、VPMを導入頂いております企業様による企業変革に役立つ数々の事例のご紹介、弊社コンサルタントによる基調講演をご拝聴頂き盛況のうち終了致しました。

セミナー風景 セミナー風景 セミナー風景

■講演内容

開会挨拶
Managing Director 隅谷 洋
基調講演
グローバル競争に勝ち残るものづくり経営 -VPM活人化戦略-
President 隅谷 稔
 テクノ経営総合研究所のタイ法人であるTMCTの成立から3年が経過しました。本日、このような盛大な記念セミナー開催に至りましたことは一重に皆様方のご支援の賜物と存じます。関係者の皆さまに心よりお礼申し上げたく思います。

 ものづくり技術とは生産技術、より良い製品を安く・速く生産する目的を持っています。しかし、ものづくり経営という場合は「人を生かしモチベーションを高める」経営技術を表します。つまり、生産技術は仕事の科学、経営技術は人の科学ということができます。

 製造業の企業改革にはこの両面が必要ですが、ここで重要な観点が「仕事と人を分けて考える」ということです。個人と職務は一体化して捉えられる場合が多いと思いますが、仕事のムダと人のムダは異なる性質の問題です。仕事と人を切り離して考えることはテクノ経営が提唱してきたVPM活動の基本でもあります。

 利益の出る工場づくりは、人・モノ・設備の3Mを機能的に働かせることが重要です。このポイントとなるのはVPM活動が着目する人であることは言うまでもありません。設備のチョコ停や故障、モノの流れの停滞や在庫過剰など、すべて人に起因する問題です。
 材料の加工、組立、包装などの価値作業は全体工数から見れば非常に少ないものです。そして、工数に占めるムダ・準ムダ作業と呼ばれる部分は圧倒的に多いのが実情。VPM活動は、この改善領域にアプローチし、利益に直結する価値作業の比重を高めることを目指します。

 小集団活動に代表される自主活動をやっていない会社はほとんどありません。しかし、VPM活動では「仕事は考えるための教材、考えて仕事をすれば会社も人も成長する」の考え方のもとに自主工数管理という考え方を取っています。自分たちの工数(配置人員)をコントロールし改善していく、これが人と仕事を切り離して、仕事のムダは排除するが人は有効活用するというVPM活動の考え方です。

基調講演
改善・改革活動を成功に導く -協働活動-
Division Director 木部 茂
 海外工場の改善を成功させるポイントは、ローカルが本気になって改善と取組める風土をいかに作るかということです。改善の風土づくりに必要な要素、それはコミュニケーションとコラボレーションです。
 コミュニケーションに関しては、日本人スタッフとローカルの意識のギャップがよく指摘されます。また、コラボレーションについては現場のセクショナリズムが問題となっています。これは例えば、品質管理で改善を推進しているが、生産でも同じように不良を追いかけているといったもので、これでは改善の足並みは揃いません。

 ローカルの意見をコンサルタントの立場で聴くと、「会議でほめられるのはうれしいが、あとで失敗するとすごく叱られる」という声がかえってきます。それで日本人のほめ言葉は形式的と受け止められる場合が多いようです。
 そこでVPM活動では、活動準備を設けてコミュニケーション構築を進めています。ローカルリーダーおよびメンバー、日本人スタッフ、コンサルタントの間に信頼関係を築くことが目的です。トップも毎回のミーティングにはできるだけ出席していただく。お互いの間にしっかりした信頼関係を築けなければ経営成果につながる成果は得られません。

 ローカルのメンバーにチャレンジとチャンスを与える。これが改善の風土づくりに必要な要素です。今まではタイでモノを作っていれば儲かっていました。しかし、これからは日本人とローカルが協働して相乗効果を発揮していかなければなりません。いかに協働意識を高めて改善のための環境と風土づくりを進めるか。VPM活動の第一歩はそこから始まります。

VPM導入企業による実践事例紹介
Kobe CH Wire (Thailand) Co., Ltd. 様
 VPMを導入いただいている各社より、現場での実践事例をご紹介いただきました。 紙面の都合により詳細な内容はご紹介できませんが、具体的な改善事例の発表はご参加いただいた皆様から高い評価を得ています。
基調講演
タイ人が成果を出せる改善ステップ
本部長コンサルタント 森川 清彦
 テクノ経営では、ローカルメンバーの皆さんを中心にした活動を数多く展開してきました。本日は、私自身の経験に基づく「改善を成功に導く8つのステップ」についてお話します。

1.「改善とは何か」を認識させること
 改善は自分たちのため、という認識をローカル従業員に持たせること。これが活動の第一歩です。

2.問題に気づかせること
  「あるべき姿」と現状との差が問題です。ここでは「あるべき姿」を明確にすることが大切です。それが不明確では現状との距離(問題)を把握することができません。

3.問題を共通認識させること
 個人や部門で問題認識が異なると改善の方向や行動がバラバラになってしまいます。

4.問題の取り組み意識を変える
 「やらなければならない」から「やりたい」という思わせる取組み意識を変える。そのためにはローカルメンバーに成功体験の場を与えることが必要です。

5.問題の記述を集め考える
 どんな状況か、何をやるのかなど問題に関する情報を集める。原因を追究すれば対策はわかります。

6.活動の日程計画を立てる
 いつ何を実行するかというスケジュールを明確にする。人は3ヶ月も先のことを言ってもピンとしません。今日は何をするか、するべきかが明確でなければなりません。

7.改善効果を把握する
 メンバーに成功体験をしてもらうためにも、改善効果の測定は重要です。今まで実行してきたことがどう成果に反映されているかを明らかにします。

8.各ステップの繰り返し
 改善に終わりはありません。各ステップを繰り返すことにより、行動のスピードや活動の精度がレベルアップされてきます。

 以上、活動の流れに沿ったポイントを簡単にご説明しました。

■受講者のご感想

・日本人もタイ人も双方の理解を深め、協力し合うことが大切だと感じた。
・ローカルスタッフの人材育成の方法について関心が高まった。
・改善活動の具体例をより詳しく知りたい。また失敗例も知りたい。
・タイ人スタッフのモチベーションを高めるために、VPM導入企業様の事例を聞かせたい。

■時事通信に掲載

時事通信(2013/3/22)にて設立3周年記念セミナーに関する記事が掲載されました。

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