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TMCT

■TMCT設立5周年記念セミナー開催報告

TMCT設立5周年記念セミナーのご案内

 TMCTは、2015年3月27日The Radisson Blu Plaza Bangkokにて設立5周年記念セミナーを開催いたしました。
 当日は50名を超えるご来場を頂き、VPMを導入頂いております企業様による企業変革に役立つ数々の事例のご紹介、弊社コンサルタントによる基調講演をご拝聴頂き盛況のうち終了致しました。

セミナー風景 セミナー風景 セミナー風景

■講演内容

開会挨拶
President   隅谷 洋
 講師  本日はTMCTの5周年記念セミナーにご参加を賜りありがとうございます。テクノ経営では、10年以上前から、タイのみならず、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、中国など、主にアセアンを中心に多方面でコンサルティングを進めてまいりました。このたび5年目を迎えられたこともひとえに皆さまがたのご支援の賜物と感じており、深くお礼申し上げる次第です。
 タイに拠点を構えてから、最大規模のデモや大洪水など、海外特有の事業環境に直面して戸惑うことも多々ありました。しかし、振り返ってみますと、タイが持つ潜在能力のすごさ、混乱から立ち直るスピードには目を見張るものがありました。これらを今後のビジネスに活かしていきたいと考えています。
 依然、厳しい経営環境のなかで、いかに勝ち続ける体力をつけていくか。そのためテクノ経営では、人の活性化に焦点を当てたVPM活動を提唱させていただいております。省力化はムダの徹底排除、しかし、人の活用にムダはありません。設備投資よりも、全員の知恵をベースに意識改革とモラルアップにつながる活動を進めていくことが必要だと考えております。本日のセミナーは、普段は聞けない実践事例を交えた内容になっております。ぜひ有意義な時間をお過ごしくだされば幸いです。

基調講演
テクノ経営総合研究所 代表取締役社長   隅谷 稔
 講師  テクノ経営総合研究所は1980年の設立、今年で35年目になります。狭い日本を飛び出して、タイに拠点を構えて5年、これから新しいステージに向けて海外展開を図っていきたく考えております。
 さて、タイでよくお伺いする悩みは「現場は指示された仕事だけで、後のことを考えない」というものです。しかし、それはタイだけでなく他のアジア諸国にも見られる傾向です。これに対して、日本のモノづくりの強さは「現場が自分で考えて仕事ができる」ことです。この日本的な視点を海外工場にも導入することはできないか。その目的のため、テクノ経営では海外でも人の視点からのモノづくり改革に取り組んでいます。
 ただ、多くのモノづくり改革のなかでも、人の視点に立った改革は最も難易度の高いテーマです。海外工場の生産性や現場のモチベーションをいかに高めるか、そのためには人を活かす発想の転換が必要です。テクノ経営では、VPM(Value Producing Management)による少人化・活人化による「テクノ式モノづくり経営改革」を展開しています。
 VPMでは省力化(労力を省くこと)や少人化(人を少なくする)と同時に、そこから得られる最終のアウトプットとしての活人化(余力活用による収益化)を想定しています。ただ単に人を少なくすればよいという発想ではモチベーションはまったく上がらず、改革がまったく進まない結果に陥ります。活人化を最終的なアウトプットとして、新たなプロジェクトや事業展開に収益源を見出していく、これが大事なポイントです。テクノ経営では、自社でもVPMを実践して今まで成長発展を続けてきました。したがって、まさに実証済みの経営手法としてお勧めできます。
 日本のものづくりの強さ、自主管理・改善活動のジャンルとして、今までやってこられたTQCやTPMなどについてはご理解されていると思いますが、新しい自主管理活動のテーマとして、人の動きを自ら改革して少人化・活人化を実現し、収益源を拡大していくのがVPM活動です。これを私は小集団活動ではなく、小集団経営と呼んでいます。これにより新しい自主管理体制を進めていただきたい。これが今後のモノづくり経営の強化につながっていくと考えております。

実践編
Managing Director   藤井 秀文
 講師  タイに駐在して2年がたちました。本日は私の経験からお話ししたいと思います。タイにおける日系企業が直面する最大の課題は労働賃金の上昇です。2013年3月に最低賃金が300バーツになり、その後、さらにアップするという話もあります。
 高い離職率も問題で、年間を通じて従業員の大半が入れ替わってしまうという企業もあります。また、マネージャークラスの能力に問題があるというお悩みもよくお伺いします。マネジメント不足、高い離職率、低い生産性など、こうした課題にどう対処していくか。日本でやってきたことがなぜタイではできないのか。これが経営者を悩ませるところです。
 生産技術力や管理技術力の違いから、現場ではどうしても日本人が決定権を持つ場面が多くなってしまいます。実は日本人がすべて仕事の指示を出しているのですが、タイ人は「言われたことしかしない」「失敗を恐れる」「日程が守れない」などと言われます。
 これを打破するには、自分が考えて行動できるローカル管理者を育てることが必要です。考えて行動でき、モチベーションを維持できる管理者が現れると、従業員が果敢にチャレンジする体制が整ってきます。いろいろなトライアルをして、次はこうしたいと提案をしてくれるようになるのです。
 私がこの2年間タイに常駐して感じたことは、タイ人の皆さんはやればできるということです。自分たちで考えられるようになれば、どんどん仕事が進んでいきます。放っておいても自分たちで改善していく。気づけば速く、このスピード感は日本にはないと思います。ただ経験や知識が不足しているために改善に着手できないのが現状です。
 講師を招いて勉強会などを開催する企業もありますが、マネージャーやスーパーバイザーが受講して成果が出たという話をあまり聞いたことがありません。考えさせることも必要ですが、実際に経験も積まなければなりません。そうした経験が自信を生み、自分たちで考えて行動できるようになると考えています。


 TMCTでは次の4つ項目でコンサルティングを進めています。

   1) 彼らの潜在パワーを信じる
   2) 彼らに行動する機会を与える
   3) 多少の失敗は許容する 
   4) ほめて伸ばす仕組みづくり

 日本人の考え方からすれば、非常にイライラする部分もあります。日本でのコンサルティングと比べると3倍くらいの時間がかかります。それでもかかった分だけ、みなさんがよくなっている。その思いで活動をお手伝いさせていただいております。

VPM導入企業による実践事例発表
Vuteq Thai Co., Ltd. 様
 VPMを導入いただいているVuteq Thai Co., Ltd. 様より、現場での実践事例をご紹介いただきました。 都合により詳細な内容はご紹介できませんが、具体的な改善事例の発表はご参加いただいた皆様から高い評価を得ています。

■受講者のご感想

・日本人管理者の活動評価、成果目標など実例で改善方法が聞けて良かった。
・ムダの低減や間接部門など他のテーマについても講演が聞きたい。
・現場における改善は日本独自の強みだが他国でも実践できることがわかり勉強になった。
・タイ国製造業を取り巻く現状や改善のプロセスがわかりやすく説明されていてわかりやすかった。

■時事速報bangkokに掲載

時事速報bangkok(2015/3/30)にて設立5周年記念セミナーに関する記事が掲載されました。

掲載された記事はこちら